ハリ・弾力のイメージ ハリ・弾力のイメージ

敏感肌×ハリ・弾力低下の関係から

導き出した真皮の再構築メカニズム。

敏感肌×ハリ・弾力の

関係から導き出した真皮の

再構築メカニズム。

ハリ・弾力について
―ETVOSの新知見

敏感肌と向き合ってきたETVOS独自の観点から、
敏感肌×ハリ・弾力低下のメカニズムを紐解き、
新知見を見出しました。

01. 肌のハリ・弾力とは

ハリ・弾力を生む、
真皮の構造。

健やかで若々しい印象を与える肌のハリ・弾力。
ハリのなさやたるみは、年齢を重ねるにつれて感じやすい肌悩みの一つです。

肌のハリ・弾力を保つために大切なのは、表皮の下にある「真皮」。

真皮の中には「線維芽細胞」という細胞があり、その周りにコラーゲンやエラスチン、基質などから構成される「細胞外マトリックス(ECM)」が存在しています。

ハリ・弾力に欠かせない細胞外マトリックスを作り出すという重要な役割を担っているのが、線維芽細胞です。線維芽細胞のはたらきによって真皮の状態がコントロールされ、しっかりとした構造の真皮が作られることで、肌のハリ・弾力が生まれるのです。

02. 肌のハリ・弾力低下のメカニズム

線維芽細胞の機能低下により
不要なタンパク質が蓄積。

加齢によるハリ・弾力が低下するメカニズムの一つとして、ETVOSが着目したのが線維芽細胞を中心としたメカニズム。

ハリ・弾力低下の肌の構造図ハリ・弾力低下の肌の構造図

加齢により、線維芽細胞には老廃物である不要なタンパク質が蓄積されていくことがわかっています。
これが線維芽細胞の機能低下を起こす一因となり、細胞外マトリックスを作り出すはたらきも低下してしまいます。その結果、肌のハリ・弾力が失われていってしまうのです。

私たちは、敏感肌がこのメカニズムに及ぼす影響があるのではないかと考え、敏感肌特有の新たな知見を得ました。

03. 敏感肌×ハリ・弾力低下のメカニズムから得られた
新知見

敏感肌起点の炎症のリレーが
さらなるハリ・弾力の
低下を招く。

敏感肌=バリア機能が低下した肌では、外部からさまざまな刺激が入り込み易く、表皮で常に微弱な炎症が起こっている状態といえます。この微弱な炎症は絶えず発生し、肌の内部で広がっていきます。

すると、なかなか消えない炎症によって引き起こされる因子が表皮と真皮の境界部分にある基底膜にまで作用。そして基底膜に機能低下をもたらし、ゆるみが生じてしまいます。

炎症が進む肌の構造図炎症が進む肌の構造図

さらには真皮の線維芽細胞にまで炎症による影響が波及していき、不要なタンパク質の蓄積が増加。これにより、線維芽細胞が持つ細胞外マトリックスの産生機能がますます低下してしまうのです。

こうした敏感肌を起点とした炎症のリレーが年齢を問わず生じるものであること、結果として敏感肌においては、さらなるハリ・弾力の低下を引き起こすことが分かりました。

04. 真皮のリノベーション

真皮の再構築に重要な
細胞内の浄化。

得られた新知見によって、ハリ・弾力へのアプローチには、“真皮の再構築”が重要であると私たちは考えました。

そのために必要な1つ目のアプローチは、線維芽細胞内の不要なタンパク質を取り除く、細胞内の浄化。
線維芽細胞内の浄化作用において着目したサイエンスは、2004年にノーベル化学賞を受賞した「ユビキチンープロテアソーム経路」の活性化です。

ユビキチン - プロテアソーム経路
ユビキチン-プロテアソーム経路ユビキチン-プロテアソーム経路

プロテアソームとは、細胞内の不要なタンパク質を分解する巨大な酵素の複合体。生体内で細胞の浄化に大きく関わっている存在です。体内に不要なタンパク質が蓄積されると、それをユビキチンという小さなタンパク質が見つけてマーキングを行い、プロテアソームに指令を送ります。
すると不要なたんぱく質はプロテアソームによってアミノ酸へと分解され、新しいタンパク質のもとへとリサイクルされるのです。

05. アズキ種子エキスの力

プロテアソームの活性を促す
「アズキ種子エキス」。

線維芽細胞の浄化には、プロテアソームの活性化が不可欠。プロテアソームの活性化をもたらす成分を探索し、辿り着いたのは「アズキ種子エキス」という成分。

成分の探索を進める中で、プロテアソームの活性を促進するには、「サポニン」という成分が有益であることを見出しました。

機能性成分「サポニン」
機能性成分「サポニン」
サポニンは、図のような構造を持つ化合物の総称

機能性成分「サポニン」を多く含むとされる小豆。
中でも特にサポニンの含有量の高いのが、小豆の最高級品種といわれる「丹波大納言小豆」でした。
丹波大納言小豆を原料としたアズキ種子エキスが、プロテアソームの活性化に特に有効であることを見つけました。

丹波大納言小豆
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  • 06. アズキ種子エキス×ナイアシンアミド
  • 07. 発酵エフィカシーアロマオイル テクノロジー
  • 08. エフィセント®358のコラーゲン産生促進効果
  • 09. 真皮への浸透性
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06. アズキ種子エキス×ナイアシンアミド

ナイアシンアミドが、
アズキ種子エキスの
はたらきを高める。

さらに研究を進める中で、アズキ種子エキスの持つプロテアソーム活性促進効果をさらに高めてくれる成分が、「ナイアシンアミド」であることがわかりました。

ナイアシンアミドそのものには、プロテアソーム活性促進効果の効果はありません。
しかし、アズキ種子エキスとナイアシンアミドを併用することで、アズキ種子エキスが持つプロテアソームの活性を促進するはたらきを相乗的に高めることが確認されました。
このETVOS独自の新たな知見は、特許申請中となっています。

線維芽細胞のプロテアソーム活性に対する
各試料の影響
線維芽細胞のプロテアソーム活性に対する各試料の影響

07. 発酵エフィカシーアロマオイル テクノロジー

コラーゲン産生を促進させる
オリジナル成分
「エフィセント®358」。

真皮を再構築する2つ目のアプローチは、細胞外マトリックスの中でもハリ・弾力に欠かせないコラーゲンの産生を促進すること。

このサイエンスを実現するために開発したのが、「エフィセント®358」というETVOS初となるオリジナル成分です。基本の成分は、バイオダイナミック農法という特別な有機栽培農法で栽培されたローズ、サンダルウッド、カシスの3種の植物。
それらを発酵エフィカシーアロマオイルテクノロジーという特殊な発酵技術によって、芳醇な香りを持たせつつ、肌への効果性を高めることに成功しました。
この開発技術は特許出願中となっています。

エフィセント®358の原料イメージエフィセント®358の原料イメージ

08. エフィセント®358のコラーゲン産生促進効果

コラーゲン産生能力を高める
バイオダイナミック農法と
発酵製法。

エフィセント358®の効果性のカギは、バイオダイナミック農法で栽培・収穫した3種のローズ、サンダルウッド、カシスを発酵して得られた発酵エフィカシーアロマオイルにあります。

バイオダイナミック農法と一般農法で栽培されたローズ、サンダルウッド、カシスのコラーゲン産生能力を比較したデータによると、一般農法による3成分にはコラーゲン産生能力はありませんが、バイオダイナミック農法で栽培された3成分には、細胞外マトリックスに欠かせないコラーゲンの1と3の産生促進が確認できました。

バイオダイナミック農法 VS 一般農法
バイオダイナミック農法 VS 一般農法バイオダイナミック農法 VS 一般農法

同様に、発酵過程の前後でも比較をしたところ、発酵後の成分は発酵前に比べ、有意にコラーゲンの産生を促進していることがわかりました。

発酵前 VS 発酵後
発酵前 VS 発酵後発酵前 VS 発酵後

09. 真皮への浸透性

疑似皮膚を透過した
透過液による
成分の効果性を確認。

成分が真皮までしっかりと届くのかを確認する為、アズキ種子エキスおよびエフィセント®358における真皮浸透性の検証を行いました。

試験概念図
試験概念図
※OECD428を参照にしたProtocolを用いて試験を実施
アズキ種子エキス︎
アズキ種子エキス︎
エフィセント®︎358
エフィセント®︎358における真皮浸透性の検証エフィセント®︎358における真皮浸透性の検証

疑似皮膚を用いた透過試験で得られた透過サンプルを用い、各成分の効果性を再検証して得られたエキス固有の効果性により、成分が真皮まで届く事を確認しました。エキス固有の効果性としては、アズキ種子エキスにおいてはプロテアソーム活性促進効果、エフィセント®358においてはコラーゲン産生促進効果を確認しました。

ETVOSでは、この先も効果性の立証にもとづくサイエンスの構築を進めていきます。

画像解析結果:ハリ(リフトアップ)
※40代女性
画像解析結果:ハリ(リフトアップ)※40代女性
画像解析結果:ハリ(リフトアップ)
※50代女性
画像解析結果:ハリ(リフトアップ)※50代女性